釣果情報

第8回遊漁船雑学講座

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皆さんこんにちは!

椎野丸、更新担当の中西です。

シリーズ第8回は「遊漁船での安全対策&マナー徹底ガイド」をお届けします。楽しい釣りを満喫するためには、安全確保と周囲への配慮が欠かせません。初心者の方もベテランの方も、今一度チェックしておきたいポイントを詳しく解説します!


1. 出航前の準備と安全装備

1.1 健康チェック&天候確認

  • 体調管理:前夜は十分な睡眠をとり、当日は軽食と水分補給を忘れずに。体調不良の場合は無理をせず、キャンセルも検討しましょう。

  • 天気予報の確認:風速・波高・潮位をチェック。出航直前にも船長や港の案内所で最新情報を得ることが大切です。

1.2 必携の安全装備

装備品 ポイント
ライフジャケット 国土交通省認定のものを必ず着用。サイズや浮力性能を確認。
救命浮環・浮力補助具 船上に備え付けられているか確認。使い方を事前に把握しておきましょう。
携帯用防水スマホケース 緊急時の連絡や位置情報の送信に必須。防水性能・落下防止ストラップ付きがおすすめ。
ホイッスル・ライト 夜釣りや視界不良時の合図用。小型で携帯しやすいものを。
酔い止め薬 船酔いが心配な方は、出航1時間前に服用すると効果的。

Point:ライフジャケットは「着用する」だけでなく、正しく装着し、動きやすさを確認してから出航しましょう。


2. 船上での立ち振る舞いとマナー

2.1 船長・スタッフへの協力

  • 指示遵守:ポイント移動や釣り開始・終了の合図は船長の指示が最優先。無線やアナウンスを見逃さないようにしましょう。

  • 荷物の整理:タックルやクーラーボックスはデッキに散らさず、指定場所にまとめて置くと安全です。

2.2 釣り人同士の配慮

  • 仕掛けの取り扱い:キャスト時やリールを巻く際は、周囲の釣り人と十分な間隔を確保。絡みや怪我を防ぎます。

  • ゴミの持ち帰り:ラインの切れ端、釣り針、餌の殻などは必ず持ち帰り。海洋汚染防止と他の釣り人への配慮に繋がります。

  • 大声・音量管理:船内では必要以上に大声を出さず、音楽などはイヤホンで楽しみましょう。

Tip:隣の方が釣り上げたときは「おめでとうございます!」と一声かけると、和やかな雰囲気になります。


3. 緊急時の対処法

3.1 転落・転倒時の対応

  1. 落水を確認したら:近くの釣り人が大声で「落水!」と知らせ、船長へ即報告。

  2. 救命浮環の投下:船長またはクルーが救命浮環を投下。落水者が浮環を掴めるよう誘導。

  3. ホイッスルで合図:落水者はホイッスルを吹いて自分の位置を知らせます。

3.2 船酔い・体調不良時

  • 早めの休憩:気分が悪くなったら無理をせず、船首やデッキの風通しの良い場所で休憩。

  • 水分・塩分補給:スポーツドリンクや塩飴で体内バランスを整えましょう。

  • 乗り合わせの方へ連絡:深刻な場合は隣の方に声をかけ、船長に状況を伝えてもらいましょう。

3.3 火気・装備トラブル時

  • バッテリー火災:電動リールのバッテリーが発火した場合は、消火器(船備え付け)で初期消火。乗組員に速やかに報告。

  • 滑落・転倒時の怪我:応急処置キットを活用し、止血・消毒を行った後、必要に応じて港へ戻り医療機関を受診。


4. 快適に過ごすためのワンポイント

  • こまめな席替え:同じ場所に立ち続けると疲労や船酔いが増すことも。時々立ち位置を変えてみましょう。

  • UV対策:水面からの照り返しが強いので、サングラスや日焼け止めを忘れずに。

  • 軽食&温かい飲み物:長時間の釣りには、消化に良いおにぎりやカップスープが◎。体温維持にも役立ちます。


まとめ

  1. 出航前の準備:体調管理・天候確認・安全装備のチェックを徹底。

  2. 船上マナー:船長の指示遵守・荷物整理・ゴミ持ち帰りで快適な環境づくり。

  3. 緊急時対応:落水・船酔い・装備トラブルの対処法を事前にイメージしておく。

  4. 快適プラスα:席替え・UV対策・軽食で一日中元気に釣りを楽しむ。

安全とマナーを守ってこそ、遊漁船釣りはさらに充実したものになります。次回は「第9回 遊漁船釣りの最新ギア&便利アイテム特集」をお届けします。最新タックルから便利グッズまで、一挙にご紹介しますのでお楽しみに!

椎野丸 更新担当 中西でした。

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